モリゴキブリモドキは成虫の大きさ約15mm ほどの小型のゴキブリである。
日本において、本種は西表島で採集された1 個体のみが知られていた。しかし、三重県の大北祥太朗氏と磐田市竜洋昆虫自然観察公園の柳澤静磨職員によって行われた八重山列島波照間島での調査により本種が見いだされ、琉球大学資料館(風樹館)が発行する Fauna Ryukyuana誌にて『モリゴキブリモドキBlattella biligata (Walker, 1868)( ゴキブリ目: チャバネゴキブリ科: チャバネゴキブリ亜科) の波照間島からの初記録』として報文を発表した。これは本種の波照間島における初記録であると同時に、国内における41 年ぶりの再発見を報告するものでもあり、日本のゴキブリ相を把握するための重要な記録となった。
■発表雑誌: Fauna Ryukyuana
■論文タイトル: モリゴキブリモドキBlattella biligata (Walker, 1868) ( ゴキブリ目: チャバネゴキブリ科: チャバネゴキブリ亜科) の波照間島からの初記録
■著者: 大北祥太郎・柳澤静磨
■ 2020 年12 月4 日 出版
コメント