ドミノゴキブリTherea petiveriana 

ドミノゴキブリTherea petiveriana (Linnaeus, 1758)

【別名】       ドミノローチ、ナナホシビロードゴキブリ

【飼育難易度】    ★★★★☆ 容易

【国内流通】     ★★★★★ とても多い

【成虫の大きさ】   約10~25 mm

​【推奨ケースサイズ】 25×15 cm以上

【繁殖様式】     卵生

【プラ壁面歩行】   壁面を歩行できる

【分布】       インド

 

【メモ】

 黒字に7つの白い水玉模様がまるでドミノのように見えるゴキブリ。ペットローチ界では知らぬもののいない古参かつ現在でも大人気の種です。Therea petiverianaとされていますが、論文と照らし合わせてみると斑紋の色彩や後翅の形状などに差異がみられ、あれ?といった感じです。これこそがTherea petiveriana!という標本が手元になく、この差異が長年の飼育による形態の変化なのか、それとも別種であるのかまでは検討できませんでした。とりあえずTherea petiverianaとして扱っています。飼育は基本的には乾燥環境で、一部に湿り気がある状態が良いようです。ドミノゴキブリの仲間全体に言えますが、オスの寿命がメスよりも短いようで、オスとメスの羽化のタイミングが合わないことによる繁殖失敗が多いです。最初の導入時は成虫で複数購入するか、ある程度まとまった数の幼虫から始めるのがおすすめです。

飼育下のオス成虫