ゴキブリは一般的に雑食性で、種によって好みはありますが様々なものが飼料として使えます。ここではゴキブリ飼育でよく使われている飼料・ゴキブリ屋敷にて使用したことのある飼料をご紹介します。ぜひいろいろな物を試し、自分にとって使い勝手が良いもの、飼育しているゴキブリがよく摂食するものを見つけてみてください。
高タンパク昆虫ゼリー
カブトムシ・クワガタムシを始めとして昆虫全般の飼育に使用することができる飼料です。糖分、タンパク質等と共に水分も摂取させることができます。非常に使い勝手がいいですが、ダニにとってもいい飼料となり、爆発的にダニが殖えてしまうことがあるので注意が必要です。
マウスフード
ゴキブリ飼育では頻繁に使われている飼料です。粒が大きいので場合によっては砕いてから使用します。湿気に弱く、ミズゴケなどに触れると数日でカビが生えてしまうため、水分の多いものから離して設置する必要があります。また、保存時も乾燥剤と一緒にして小分け保管すると長持ちします。
テトラフィン
魚のエサとしてホームセンターなどにも売られている飼料です。手に入れやすく、安価で、また与える量も調節しやすいのでゴキブリが食べる量に合わせて供給することができます。カビやすいため床材への直置きは避けたほうがいいでしょう。
コオロギフード
コオロギのエサとして様々なメーカーが飼料を販売しています。ゴキブリにも使うことができるので、いろいろ試してみて使用するのも面白いです。粉状のものが多く、与える量を調整できるため便利です。
ビーポーレン
bee(ミツバチ) pollen(花粉)の名の通り、ミツバチが集めた花粉だんごを巣穴に設置した花粉採集器で集め、乾燥させたものです。人間用に健康食品として販売されていたり、鳥の補助食として販売されています。タンパク質、糖分、脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。花粉をよく摂食する種にたまに使用するといいでしょう。
甘露蜜
甘露蜜とはアブラムシが分泌する「甘露」をミツバチが集めたハチミツの一種です。野外でアブラムシの甘露に群がるゴキブリ類を数種確認しており、代替できるものはないかと探した結果この飼料に行きつきました。与えにくく、高価なため毎日使うわけにはいきませんが、マンネリを防ぐためにたまに与えてみるのも面白いかもしれません。