カノモリゴキブリ Centrocolumuna furcata (Shiraki, 1931)
【別名】 なし
【飼育難易度】 ★★☆☆☆ 難しい
【国内流通】 ★☆☆☆☆ とても少ない
【成虫の大きさ】 約12~16 mm
【推奨ケースサイズ】 25×15 cm以上
【繁殖様式】 卵生
【プラ壁面歩行】 壁面を歩行できる
【分布】 日本(八重山列島石垣島、西表島)
【メモ】
柳澤・宮田(2021)で石垣島からの追加個体の記録が行われるまで長年採集されていなかったゴキブリで、日本からはメス個体の採集もされていませんでした。森林内、洞窟内から採集されています。洞窟内で得られた幼虫は森林内で得られた幼虫よりも体色が薄く小型であり、羽化後は森林内で得られた成虫と同じ体色となったことが報告されています。生息地では安定して確認されていますが、個体数は多くなく、採集は一苦労です。日本産のフトモリゴキブリ属は大体の種がそうですが、飼育は一筋縄ではいかず、幼虫は得られますが成長させることが難しいです。
【参考文献】
柳澤静磨・宮田陵, 2021. 石垣島から得られたカノモリゴキブリSymploce furcata (Shiraki, 1931) の追加記録. Fauna Ryukyuana, 63: 17-20.
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