アシナガゴキブリCatara rugosicollis

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アシナガゴキブリCatara rugosicollis (Brunner von Wattenwyl, 1865)

【別名】       アーマードローチ

【飼育難易度】    ★★☆☆☆ 難しい

【国内流通】     ★★☆☆☆ 少ない

【成虫の大きさ】   オス約26~31 mm​ メス約16~25mm

​【推奨ケースサイズ】 25×15 cm以上

【繁殖様式】     卵生

【プラ壁面歩行】   壁面を歩行できる

【分布】       マレーシア、インドネシア​ 

 

【メモ】

 オス成虫は長い翅を持ち、メス成虫は翅を持ちません。

 マレー半島においては標高1000m以上の森林内の樹上で見つかります。恐らくインドネシアでも同様と思われますが未確認です。高地で生息している点から、飼育でも高い温度は適していないと考えられ、20度~24度での管理が良いと思われます。生息地では15度以下まで下がることもあり、低温への耐性は強いと思われますが24度を超す温度は危険です。

 樹皮に卵鞘を産みつけるため、飼育ケース内にはコルク樹皮などを多めに入れておくとよいでしょう。乾燥には弱いため、湿らせたミズゴケの設置も重要です。

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アシナガゴキブリの生息地(マレー半島)

 

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夜間に樹皮に静止するオス成虫(マレー半島)

 

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夜間に樹皮に静止するメス成虫(マレー半島)

 

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樹皮の裏に密集する成虫(飼育個体)

 

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卵鞘を産みだしたメス成虫(飼育個体)

 

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樹皮に産み付けられた卵鞘(飼育個体)
基材で隠されている

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